回文というのは、上から読んでも下から読んでも同じ意味になる単語や文章のことですね。一般的に良く知られている回文として「竹やぶ焼けた(たけやぶやけた)」「私負けましたわ」という文章が挙げられますね!しかし、回文には色々な種類があります。この記事では世にある面白い回文の数々を紹介していきたいと思います。
回文の種類
1 単語回文
まずは基本から!最初に紹介するのは「単語回文」です。
一単語だけで回文として成り立っているものになります。
例えば、「トマト」「キツツキ」「新聞紙(しんぶんし)」が挙げられます。
文字数は3~5文字程度で、短く基本的な回文です。
ただし、回”文”の名前の通り、単語は文ではないため、回文として扱ってよいかは作家によって意見が分かれるところだと思います。
2 漢字回文
次に漢字回文です。
代表的なのが、「山本山」です!
食品の海苔のお店で、昔「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」というフレーズのCMがやっていましたね。
覚えている人も多いかと思います。
この「山本山」ですが、ひらがなにすると「やまもとやま」となり、ひらがなでは回文として成り立っていません。
しかし、漢字だけに着目すると回文として成り立っていますね。
では、他にどんな漢字回文があるのでしょうか?見ていきましょう!
○妻夫木夫妻
俳優の妻夫木聡さんは、2016年に結婚されて妻夫木夫妻となったようですね♪
○中学在学中
「中学」と「在学中」を組み合わせて見事に回文になっていますね
○山下清下山
「裸の大将」として知られる画家の山下清。山下と下山がどちらも意味のある単語となり、見事な回文ができあがりますね!
○機動隊入隊動機
これも見事です!「機動隊」「入隊」「動機」という3語を組み合わせた回文ですね!
3 数式回文
次に数式回文です。
実は数学の世界にも回文は存在するんです!
単純な数式だと、
12 + 21 = 12 + 21
111 × 111 = 111 × 111
のような逆から読んでも同じ数式になるような回文を、数式回文または回文数式と言います。
複雑な数式だと以下の例が挙げられます。
746 + 192 × 583 = 385 × 291 + 647
この数式は左辺と右辺がどちらも112682であり数式として成り立っています。
また、数字そのものに着目すると上から読んでも下から読んでも同じになっています。
数式としても、回文としても成り立つのが面白いですね!
このような数式は、これ以外にもたくさん存在します。
プログラミングができる方であれば、このような数式を見つけるプログラムを書いてみて、面白い回文を見つけるのもいいかもしれませんね!
4 英語回文
最後に英語回文を紹介します。
日本だけではなく、英語圏にも回文は存在し、Palindrome呼ばれて親しまれています。
まず、回文になっている英単語としては以下が挙げられます。
lemon(レモン)
eye(目)
noon(昼)
level(階層)
更に、英文になっている回文を見ていきましょう!
Panda had a nap (パンダは昼寝をしました)
Madam,I’m Adam.(ご婦人!僕はアダムです!)
などが挙げられます。
以前、英語の回文ってあるの!?回文になってる英単語や英文を集めてみた!韓国語・中国語・ヨーロッパの言語は!?という記事にて、英語だけでなく、韓国語や中国語の回文についても触れたのでご参照ください。
まとめ
今回は様々な回文の種類を紹介していきました。
まずは基本的な単語の回文、そして漢字回文もありました。
さらに数学の世界にも回文がありましたね。
複雑な数式ですが、回文になっていました。
また英語の世界にも回文がありました。
英語だけではなく、韓国語や中国語にもあるので是非探してみてくださいね。
関連回文
Panda had a nap
Madam,I’m Adam.